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もう何回目のまぐわいなのだろう。
深く深く口内を荒らされながら思う。 息が苦しい。肩を叩いて抗議するが男は意にかえさない。 唾液を注ぎこまれ必死に飲み込む。
自分でもわからない、何かを求めて伸ばす腕。 もがきながら空を切る腕を 男はいつも無理矢理、絡めとる。 そして乱暴に口付け、私を犯す。 まるで聞きわけのない子供への罰のように。 体に注ぎこまれる唾液と精液。
心に注がれる、男の凶悪な執着は甘い毒のよう。 それが満ちてくるのは、酷く心地良い。 声を立てて笑いだしたくなる。 あともう少し。 あと少しで、私は貴方で一杯になる。 一杯になった私は、やっと崩れられる。 熟れすぎた果実のように。
熟れて、落ちる。
割れて。 含みすぎた水分は飛沫となって飛び散り、 実は、その爛れた姿を露呈する。 そうして、やっと 私は貴方に食べて貰えるだろう。 end |